ご活用事例

- どら焼機
- どら焼き
株式会社淡路島西海岸 様
兵庫県淡路島の西海岸の中ほどにあり、約120年続く高田酒店(株式会社髙田屋)の四代目である髙田佐登美社長は、2015年に地元の農漁業者や商店主と「西海岸の玄関口を考える会」を立ち上げ、高齢化が進む地域の活性化に努めてきた。
その中で、地元の力で地元に役立つ拠点として株式会社淡路島西海岸を設立し、物産館「ほくだん夕映えの駅・しゃんとこ市場」を開業した。
看板商品は、淡路島の〝震災復興のシンボル〞となった「千夢酔」。毎年、髙田社長率いる淡路島の地酒ファン「淡路酒探偵団」が島在来の稲から育てた酒米を、島の千年一酒造で仕上げているオリジナルの地酒だ。
全国から蔵元十数社を迎えての大試飲会や、小学校の田植え体験や酒造見学なども行ってきた。
さらに、髙田社長は土産店「やま髙」を開き、特産のマダコを丸ごとプレス焼きにする「たこ姿焼」の実演販売、「しゃんとこ市場」では、玉ねぎ型のワッフル風焼菓子「チポラ」を開発し、どら焼機を導入して実演販売をしている。
スイーツ系では、島の老舗洋菓子店の製法を受け継いだジェラートも販売しており、2階には2026年、カフェかレストランを開くなど、開業後も「西海岸の玄関口を考える会」のメンバーと話し合いながら少しずつ魅力を増やしている。
小さな集まりも大切に、丁寧に繋がりを育んで、「しゃんとこ市場」を地域みんなの憩いの場にしていきたいと思っている。
所在地:兵庫県淡路市育波852-1
掲載号:マスダックニュース2025年8月号
どら焼機(SDR-SGA)
「ほくだん夕映えの駅・しゃんとこ市場」のオリジナル商品「チポラ」の発売に合わせ、 淡路島特産の玉ねぎを模した型を製作して2025年3月、どら焼機を導入した。生産の様子が店の外からも中からも見えるように、ガラス張りの厨房内に設置されている。 型には玉ねぎの皮を表現する筋を入れており、その凹みがあることで繊細な焼成が求められたが、火加減や焼成時間を調整してパート1人でも全工程を担えるようになった。 今後は地元産の果物のジャムを挟んでバリエーションを増やし、1日2回の生産(実演)を目標に、地域の名物にすることを目指している。
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ふっくらと焼きあげた生地に小豆餡を挟んだ「チポラ」
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「チポラ」生産の様子
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玉ねぎに見立てたワッフル型
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焼印の様子
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