ご活用事例

御菓子司末廣堂 様
  • どら焼機
  • どら焼き

御菓子司末廣堂 様

兵庫県宍粟市千種町にある本店「塚﨑末廣堂」は、塚﨑博史代表から2024年に入店した息子で五代目の正成さんと交代で、家伝の製法で手間暇かけて、4種のあんこと羊羹3種・最中・饅頭の伝統の味を継承している。また、本店から約30㎞離れた珈琲茶屋「末廣堂 光都苑」も営んでいる。長年の看板商品は「千種羊羹」。神戸や大阪から鮎釣りに来た人たちに親しまれ、評判が広まった。現在の一番人気、刀の鍔を模した最中は、先代が刀剣を蒐集していた二代目を想い考案した。喫茶メニューでは100種近い菓子やスイーツの開発にも独自に情報収集と試行錯誤を重ねて取り組んできた。開発したショコラ羊羹「輝和深」は秋冬限定商品として定着。2025年春は、どら焼機を導入して息子の正成さんが開発した三笠風の「心絵」を発売。喫茶限定の「あんバター心絵」やスイーツメニューも考案した。発売後は、来店客の半分以上が注文する人気ぶりで、商品の購買にも繋がっている。代々の想いである伝統を守りつつ、時代の変化に応じていつでも挑戦できるように、見聞を広げてアンテナを張っていきたいと考えている。2021年には正成さんの従兄が東京に末廣堂の商品を販売するカフェ・ショップ「&Co.」を開店。知る人ぞ知る2025年羊羹の名店の味と心が次世代へと受け継がれている。

所在地:兵庫県赤穂郡上郡町光都2-27
URL:https://www.suehirodo.com/
掲載号:マスダックニュース2025年6月号

どら焼機(SDR-SGA)

新商品「心絵」の発売に合わせて2025年2月、珈琲茶屋「末廣堂 光都苑」にどら焼機を導入。 どら焼類は初で、生地の開発からマスダックに相談。アプリケーションセンターを活用して助言も参考にしながら自家製餡に合う理想の皮を完成させた。 小ぶりで薄くモチモチとした食感の皮には、餅粉を配合。銅板にはりつきやすく繊細な火力調整が必要だが、導入後は安定した焼成により焼きムラなく仕上げている。 生産は家族3人で週2回から始めたが、喫茶限定のスイーツメニューも好評で急遽、稼働させる日もある。操作も清掃もしやすいとわかった今は、パートスタッフも含めた生産体制を視野に入れ、新たな看板商品とすることを目指している。

  • つぶし餡の三笠風「心絵」。ギフト用のおさまりも考えφ70mmの小ぶりに

    つぶし餡の三笠風「心絵」。ギフト用のおさまりも考えφ70mmの小ぶりに

  • どら焼生産の様子

    どら焼生産の様子

  • 生地にシワができないよう、特注のヘガシを使用

    生地にシワができないよう、特注のヘガシを使用

  • 手づくりにこだわり、耳締めして仕上げる

    手づくりにこだわり、耳締めして仕上げる

  • 喫茶限定の「白玉心絵」 (左)、「フルーツサンド心絵」(右)、「アイス心絵」(奥)

    喫茶限定の「白玉心絵」 (左)、「フルーツサンド心絵」(右)、「アイス心絵」(奥).

関連情報

マスダックニュースお試し版

マスダックニュースお試し版

ご活用事例は、ユーザー様向けにお届けしている弊社発行の広報誌「マスダックニュース」に掲載されています。お客様のトップインタビューをはじめ、菓子・食品づくりに関する多彩な情報を提供しており、ここではお試し版をご覧いただけます。冊子による定期送付をご希望の方は、専用フォームよりお申し込みください。

お試し版を見る(PDF形式) 定期送付のお申し込み

お問い合わせ

マスダックの製品やサービスに関する相談窓口をご案内します。お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせへ

TOP