ご活用事例

株式会社ミホミ 様
  • デポジッター
  • 蒸しパン・蒸しケーキ

株式会社ミホミ 様

静岡市に本社を置くミホミは、静岡土産のロングセラー「こっこ」をはじめ「安倍川もち」、飴、ジュースなどを製造・販売しているメーカーだ。
1953年から製茶業の傍ら、土産向けの茶飴や饅頭の製造を始め、菓子の製造販売会社を設立。そして1985年、卵をたっぷり使用した小ぶりの蒸し菓子「こっこ」を発売した。
「黄色いしあわせ」をキャッチコピーとし、県民や往来するビジネスマンの手土産として広まっている。
コロナ禍以降は生地やクリームを変化させて季節商品も次々に生み出し、ワンランク上の素材を使用した40周年記念のプレミアム商品「こっこ ザ・ゴールド」も発売した。
2024年からは将来を見据えて、課題の解決を図る取り組みも推進。
製造部門では「こっこ」の生地と中味の充填機を更新。スタッフの技術力も相まって、効率化と品質向上を実現した。さらに新工場の建設のため、現場の意識改革として、品質管理の新部門をつくるなど取り組みを始めている。
一方、販売戦略では新たに県外や外国人旅行客をターゲットとした宣伝・販売を強化。
国内の足元を固めることを第一に少しずつ免税店などでの販売も拡げることで、国際的な土産菓子として認知され、世界の人に愛される『COCCO』へと育てたいと考えている。

所在地:静岡県静岡市駿河区中原西えびす宮696-1
URL:https://cocco-cocco.jp/
掲載号:マスダックニュース2025年5月号

システムデポリー(SD3-1U60-P/SD3-1U60-I)

1992年以降、「こっこ」の蒸し工程でボックススチーマーをご使用いただいている。2024年12月には他社の充填機の老朽化に伴い、生地充填用、クリーム注入用にシステムデポリーを2基導入された。 「こっこ」の製造では、生地が繊細なため生地充填量やクリームの注入加減など細かい調整が求められる。以前は、生地の充填量にばらつきが生じ、蒸成時の形状不良やその影響によるクリームのはみ出しが発生していた。また、端と中央の注入量のばらつきも課題だった。システムデポリーに更新したことで、生地の充填量が安定し、ふっくらと均一に蒸しあがるようになり品質が向上。クリーム注入時のはみ出しも激減し、ロスが大幅に削減された。 現在、48, 000個/日の「こっこ」の生産を社員7名とパートで支えている。充填量の調整は、ハンドル式からタッチパネルの数値管理となり、誰もが安定して操作できるようになり、属人化の解消も実現した。

  • 静岡土産の定番「こっこ」。通年商品、季節商品、限定商品と多くの種類をラインナップ

    静岡土産の定番「こっこ」。通年商品、季節商品、限定商品と多くの種類をラインナップ

  • 生地充填用のシステムデポリー

    生地充填用のシステムデポリー

  • 生地充填の様子

    生地充填の様子

  • 蒸し工程ではファインアップボックススチーマーが4基稼働

    蒸し工程ではファインアップボックススチーマーが4基稼働

  • クリーム注入の様子

    クリーム注入の様子

関連情報

マスダックニュースお試し版

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ご活用事例は、ユーザー様向けにお届けしている弊社発行の広報誌「マスダックニュース」に掲載されています。お客様のトップインタビューをはじめ、菓子・食品づくりに関する多彩な情報を提供しており、ここではお試し版をご覧いただけます。冊子による定期送付をご希望の方は、専用フォームよりお申し込みください。

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