ご活用事例

- どら焼機
- どら焼き
株式会社やながわ 様
兵庫県丹波市春日町にあるやながわは、1892年の創業以来4代にわたり地場の産物を広めて地域を盛り立てている。
30年前には地元が誇る〝丹波三宝〞(小豆、黒大豆、栗)の加工業を興し、この20年は製菓を主軸に小売業も展開している。
1970年代に主業とした製茶をものづくりの原点とし、素材の力を引き出す考えが今の特産品加工の基本になっている。
しかし、製茶業は縮小。生産者を守れなかった悔しさをバネに、〝素材供給の地〞だった丹波を特産品の加工や小売の2次、3次産業で活性化させる挑戦を始めた。
NHK大河ドラマ「春日局」に合わせて販売した「お福豆」を機に丹波三宝の加工を本格化。2001年には道の駅「丹波おばあちゃんの里」の開設、検討委員会にも関わり、2005年には工場脇に「夢の里やながわ」の本店を開いた。
菓子製造では職人を招き、和テイストの洋菓子に続いて和菓子も増やし、丹波栗ペーストを使った「和のモンブラン」を開発。本店の名物となった。
新たな「丹波やながわ」東京春日店の主力商品「どら福」は、生地にも丹波産の卵と兵庫県産の小麦粉を100%使用。全自動どら焼機を導入して毎日、焼きたてを販売している。
東京の店は各地と丹波との繋がりを生む店、本店は京阪神との交流で丹波を活性化したいと考えている。経営理念である丹波の特産を通してつくり手の心を伝え、心を込めて技を磨き丹波の味を伝える「丹波伝心」のもと、丹波の魅力を世界に発信し、丹波の風土とブランドを後世に繋いでいきたいと思っている。
所在地:兵庫県丹波市春日町野上野209-1
URL:https://tamba-yanagawa.co.jp/
掲載号:マスダックニュース2025年2月号
全自動どら焼機( SDR-KAM-800GD)
2024年8月に丹波やながわ 東京春日店に全自動どら焼機を導入。丹波の素材を活かした商品づくりで、ふんわり、しっとり焼きあげた皮に銅鍋で炊いた丹波大納言をはさんでいる。 焼きたてのどら焼を提供するため、10時のオープンに向け、9時前に生産を開始し1時間ほどで仕上げる。全自動どら焼機による生産は2人で対応しているが、機械の立ち上げは1人で行っている。平日は約700個/日、週末は約1000個/日を生産し、その日の内に完売する。 焼きたての「どら福」を求めて、自転車で訪れる主婦やシャツ姿のサラリーマンなど、地元の方に親しまれている。また、ギフト用にはより特別なあんこを使用したどら焼も生産している。
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丹波やながわ 東京春日店限定の「どら福」。1個350円で、焼きたてを提供している
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全自動どら焼機
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「どら福」の生産の様子
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焼印装置。企業の思いである「丹波風土」の文字を焼印
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夢の里やながわ 本店のどら焼は4種類。道の駅やサービスエリアでも販売する「どら福」、「栗どら福」、「バターどら福」と、焼きたてで提供される「栗どら福」。本店は自動どら焼機で生産している
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