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過去も未来も、お菓子の味と風格を守り続けていく

株式会社マスダック 代表取締役会長
増田 文治

Interview Movie

人がお菓子を頬張り笑顔になった瞬間こそ、
マスダックの原点

創業者である私の父、増田文彦は航空機の設計士を目指して九州大学で機械工学を学びましたが、夢は叶わず叔父を頼りに上京しました。そこで偶然大学時代の友人と再会し、彼の実家のお饅頭屋の機械を製造することになります。結果、機械でつくったお饅頭の実演販売は大盛況。にこにこと目を輝かせながらお饅頭を頬張る人々を見て、「お菓子はこんなにも人を幸せにするのか」と感動した父の想いが原点となり、マスダックの前身となるお菓子の機械メーカーの新日本機械工業が設立されました。

その後、1964年の東京オリンピックを境にスーパーマーケットやお菓子チェーン店などが登場し、一気にパンやお菓子の需要は高まる中で、当社も右肩上がりで成長を続けていきました。そうした中、最初のターニングポイントとなったのは、2000年に起こった大手食品メーカーの食中毒事件です。この事件によって、消費者の間では衛生への意識が高まり、私たちも一層「食の安全」を徹底するようになりました。また、1999年は私が2代目社長として就任したタイミングでもあり、これをマスダックの「第二創業期」と呼んでいます。さらに、安全性と同時に目を向けたのは企業の国際化です。2002年にヨーロッパで開催された展示会において、全自動どら焼機を出品したことをきっかけに、現在は、30の国・地域に全自動どら焼機を輸出。こうした動きは経済産業省にも評価され、海外にもその名を轟かせていきました。

お菓子メーカーと機械メーカー、
2つの目線が個性となる

お菓子の機械を製造する一方、当社は1991年より『東京ばな奈』というお菓子そのものの製造も行っています。機械を製造する中で得たお菓子づくりの知識をもとに、お菓子メーカーとして本格的に取り組んだのです。その後、1992年のゴールデンウィークに羽田空港で初めて販売した際は、一日で1,100万円も売り上げるほど人気を博し、一躍有名になりました。

そんな私たちが創業以来こだわり続けている信念は、「はじめに菓子ありき」です。本来、機械メーカーとしては同じ機械を製造してお客様へ販売する方が、効率的ですし、コストダウンもできます。しかしながら、機械にお菓子を合わせてしまうと独自性が無くなり、何よりも味の品質が落ちてしまいます。私たちが一番に考えるのは「お客様の味と品質」ですから、どんなに苦労をしてでも、その想いは守り続けていきたいと考えています。また、信念と同様に私たちは「創意、誠意、熱意」という社訓を大切にしてきました。創意とは、いわゆるクリエイティブの観点で、お菓子を尊重し、世の中にない機械をつくるということ。誠意とは、機械メーカーとしての責任を果たし、お客様が大切にしている味や風格を守り、信頼関係を築き上げていくこと。そして、熱意とは、お客様とともに、納得のいくまで品質を追い求め続けることです。私たちマスダックは機械メーカーとお菓子メーカーの視点、そのどちらも持っているからこそ、お客様の想いを機械で再現できると信じており、それを強みに今後もお菓子で人々を笑顔にしていきたいと思います。

「食品と機械のプロ」として、グローバルに発展飛躍

株式会社マスダック 代表取締役社長
奥田 信夫

「はじめに菓子ありき」を原点として

「食品と機械の両方のプロ集団」という点が、当社が他社と大きく差異化できる特徴です。当社はこれまで「はじめに菓子ありき」を原点として
60年以上継続発展してきました。お陰様で3,000社以上の国内外のお客様に支えられて製パン製菓製造機械のトップメーカーとして、また東京ばな奈の製造企業として、業容を拡大して参りました。これを礎として、2021年からスタートした「第三創業期」の新たな中期経営計画では、『FMS=Food Manufacturing Service Companyとして菓子をコアにしつつも、食品にウイングを拡大』、『機械・OEM・サービスの三位一体の事業ポートフォリオ』、『グローバル事業の拡充強化』の三つを基本戦略として2030年計画を策定して、新たな1社体制で推進中であります。

マスダックの強みは、コロナ禍でも証明された「人がいる限り食品業界はなくならない」という絶好の事業立地に加えて、人手不足と食品衛生によりドライブされる「機械化・自動化・省人化ニーズの更なる高まり」の両者の接点に位置取りする企業であるということです。この恵まれた市場ポジションに加えて、上述した「食品と機械のプロ集団」という強みが加わって、当社の優位性は更に高まっており、将来への発展可能性は大きなものがあると確信しています。

皆さんはどのような視点で就活し、企業選択をされるでしょうか。色々な視点・観点があると思いますが、その企業が属している業界・業態の将来性と企業自身の競争優位性は間違いなく、人生の長い時間を託すことになる企業選びで重要なポイントではないでしょうか。当社は企業としての競争力という点でも卓越しています。「企業の寿命は30年」という説がありますが、当社は創業以来60年以上継続発展していること自体もそうですし、コロナ禍を経て企業体力と事業発展可能性が大きく高まりました。新しい事業開発も着々と進展しています。ロボット・AGVを用いた省人化システムの提案や、菓子製造のOEMをマッチングするサービス事業の立上げなど、従来の枠にとらわれない戦略ストーリーを持った新しいチャレンジを進めており、その新事業を2030年には当社の2割以上(売上高ベース)に引き上げていく予定です。このようにチャンス溢れるマスダックには、社員の成長の機会が沢山ありますし、「学校歴・ジェンダーなどのバイアスの無い開かれた会社」であると胸を張って言うことができます。
どうぞ数ある会社の中から我々マスダックを選択頂き、共に未来に向かってチャレンジしていこうではありませんか。皆様をお迎えできることを心から願っております。

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