【安全稼動のヒント・豆知識編 8】自動どら焼機:「こんなこと」なぜ起こるか?「こんなとき」どうするか? 餡装置編

※掲載内容は2001年8月現在の情報です。現在とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※納入年度により装置・構造上に違いがありますので、お手元の機械の装置が掲載事項と違う点がありますことをご了承ください。

【自動どら焼機】「こんなこと」なぜ起こるか?「こんなとき」どうするか? 餡装置編
~餡装置(正進・反転、餡充填、合わせ、耳締め・焼印等仕上の工程)で起きる現象~~

餡装置では焼きあがった皮を整列させ、中味(餡など)充填・上下皮の合わせ・耳締めを行います。
餡装置を安定稼動させるには、前工程(焼成)で一定した皮ができあがっていることが第一条件となりますが、それ以外の各装置の状態も良好に保つ必要があります。
今回は各装置別に見られる現象と、それに関連した気をつけておきたいポイントをご紹介します。

餡装置の工程中、多く見られる現象「位置ズレ」について

こんなところで現れる ●充填された餡の位置
●合わせ・耳締めで上下皮がずれる
●焼印の位置
原因 ●焼成工程→皮の変形や焼成具合(焼成工程の見直しが必要)
●餡装置の各工程中→各装置の調整で直るもの・何らかの原因があるもの

各装置で気をつけておきたいポイント

現象 原因
餡充填機 ●餡が出にくい
●餡が切れにくい
●餡が出ない
■硬すぎる餡を使用している
■充填機に入れる時エアを抱いている
■口金の高さが合っていない
■光電管が皮を検出できていない
■バルブ軸・ピストン等が膠着している
※切れにくいと皮を引きずり、ズレが起こることもある
合わせ装置 ●吸わない ■ブロアのスイッチ入れ忘れ(またはサーマル作動解除)
●吸いが弱い(または強い) ■ブロアの調整が弱くなっている(強くなっている)
●製品表面に跡が残る ■吸いが強すぎる、吸口が近すぎる・汚れている等
耳締め ●締まり方が前後片寄る ■製品径が変わった
焼印 ●付かない
●付きにくい
■温度が上がっていない
■焼印にカスが付いている
■焼印の高さが合っていない
■餡充填の状態(餡の量・位置)が不安定
■取り付け位置が合っていない
※焼印冷却エアが出ていないとヒーターの結線が切れることがあるので注意

ストッパー・バンコード・ベルト
  • これらの装置がべたついていると位置が決まらなかったり、皮が変形してしまう可能性がある
  • アルコール槽のアルコール量、スポンジの状態、接触の状態を適切にする
  • 各ストッパーは餡装置タイマー調整(第1ストッパー)、調整ハンドル(第2・第3ストッパー)で調整する

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  7. 自動どら焼機:「こんなこと」なぜ起こるか?「こんなとき」どうするか? 焼成機編
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