技術・サービス情報【点検・整備編 7】送風機類の点検・整備

※掲載内容は1999年6月現在の情報です。現在とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

送風機類の点検・整備

送風機類は使用目的(風量、静圧、温度、湿度、吸引、吐出し、換気、真空、乾燥など)に合わせ送風機の選定をしています。基本的に点検・整備方法は同様(下表)ですが、さらに用途にあわせた方法をお考えの際はご相談ください。

名称 ファン・ターボブロワ・リングブロワ
点検項目 点検周期 備考・対策
1.モーターに異音が発生していないか、また温度が異常上昇していないか 4,000時間毎 モーターの上昇温度は60℃までは正常
2.掃除(真空掃除機または水拭きで掃除を実施) 毎月1回以上 機器の周りの汚れを取る。また羽根やファン、吸・吐出部についたホコリなどをとる。ブロワまたは配管に異物や粉塵などが付着すると、羽根の回転がひどくアンバランスになり異常音、異常振動、破損の原因となり吸・排力低下、モーターの焼損につながる
3.取付けボルトのゆるみチェック 1ヶ月 ゆるみがある場合は増締めを実施
4.軸受部のグリス給油 6ヶ月 軸受部の温度、油漏れもチェック
5.異音発生のチェック 常時 異音が発生している場合はご相談下さい
6.ファン回転は正規の方向になっているかチェック 点検や掃除の時 機種、用途によって違いがあるので注意
7.水、蒸気などにさらされていないか 常時 使用環境の改善を検討する。周囲湿度は80%以下で使用(漏電に注意)
8.周囲からのホコリや粉塵の侵入防止 常時 使用環境の改善を検討する
9.送風機、配管に空気漏れはないか トラブル時 ホースの破損はないか、ジョイント部の外れなどがないかチェックする
10.ダクトホース、ダクトボックス内の衛生管理チェックと掃除 6ヶ月
毎月1回
ダクトホースは定期的(約半年毎)に交換する。ダクトボックスは分解し洗浄(月1回)する
11.腐食性ガスや可燃性物質、粘着性のもの、爆発性ガスを発生している物体が周囲に置かれていないかチェック 常時 危険ガス発生時は至急停止
  • 周囲、吸・排気標準的使用温度は、-5℃以上、+40℃以下です。50℃を超える場合は、耐熱性タイプ(250℃)を使用
  • 騒音、共振防止策は、サイレンサまたは防音箱を取付け騒音値を下げることができますのでご相談ください
  • 空気量の調節は、モーター変速、または調整用ダンパなどの開閉で、自由に調整できるようになりますのでご相談ください
  • 送風機の周囲80cm以内にはものを置かない

「点検・整備編1」でご紹介している『保守・点検の基本的な注意事項』を参考に、安全かつ正確な作業の実施をお願い致します

日頃見逃しがちな機械の点検を実施する事によって、トラブル原因の早期発見ができ生産へ差し障らないよう早目の対処ができます。
機械トラブルを未然に防ぐには、定期点検と記録保持の実施が必要です。点検記録は機器ごとに点検マニュアル表をつくり、点検日(項目)・掃除日・トラブル内容・機器の状態(音、温度)など、機器の耐久性や原因が確認できる内容にしてください。

【点検・整備編】バックナンバー

  1. 保守・点検の基本的な注意事項
  2. モーター・タイミングベルト・ローラーチェーン・減速機
  3. 空気圧機器
  4. 軸受
  5. ベルトコンベヤ
  6. スチールベルト
  7. 送風機類
  8. 電気部品