技術・サービス情報【点検・整備編 3】空気圧機器

※掲載内容は1999年2月現在の情報です。現在とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

空気圧機器

圧縮空気はエアーコンプレッサーを用いて大気を圧縮することによりつくられます。圧縮空気中には異物(空気を圧縮する工程で発生するカーボンやタール類の固形物、劣化したコンプレッサー油などに結露した水滴、目に見えないゴミ)が含まれ、圧縮空気そのものが汚れます。定期的な点検作業を実施してください。

名称 エアーコンプレッサー 3点セット
(エアーフィルター・レギュレーター・ルブリケーター)
電磁弁 シリンダー
点検周期 1ヶ月毎 1週間毎 1週間毎 2週間毎
点検項目
  1. コンプレッサーのドレン抜き(毎日)
  2. 亜硫酸ガスや塩素ガス、他のガスの発生源となるものが使用環境にないか確認
  3. エアー漏れチェック
  4. フィルターの清掃と交換
  5. 雰囲気温度を40℃以下に保つ
  1. エアーフィルターのドレン抜き
  2. オイル滴下量の点検、油の供給
  3. フィルターの清掃、または洗浄
  4. エアー漏れチェック
  5. 圧力ゲージ(レギュレーター)の確認
  1. 水滴、油滴、粉塵などの除去
  2. 排気マフラーの清掃
  3. 取付けボルトのゆるみのチェック
  1. エアー漏れチェック
  2. エアー源の安定した設定圧力のチェック
  3. 使用圧力は3kg/c㎡以上で使用しているかチェック
  4. 取付金具のガタのチェック
  5. シリンダーピストンの変動チェック
備考
  1. 亜硫酸ガスや塩素ガス、その他のガスなどが含まれている空気中では使用しない
  2. 使用しているエアーの総量に対し、コンプレッサー能力は2倍のものが必要
  3. コンプレッサーから各機器に供給する中間に圧縮空気除湿機(ドライヤー)を取り付け、水分除去する事が大切充分な換気をする
  1. エアーフィルター、レギュレーター、ルブリケーターは形状が似ているので間違えないよう取扱いに注意
  2. スピンドル、マシン油は使用しない(ルブリケーターの油はタービン油1種、ISO.VG32相当品を使用)
  1. 電磁弁は許容電圧が決められている。水をかけたりすると許容範囲外の電圧変動を起こし、作動しなかったり、コイルの焼損を起こし作動不良になるので注意
  1. シリンダーは使用する環境条件の中で作動頻度が多く、苛酷な使い方をさせます。交換時期をチェックしておくこと
  2. シリンダーに供給するエアーはカーボン、タール類、水などが入らないクリーンエアーを使用する

「点検・整備編1」でご紹介している『保守・点検の基本的な注意事項』を参考に、安全かつ正確な作業の実施をお願い致します

日頃見逃しがちな機械の点検を実施する事によって、トラブル原因の早期発見ができ生産へ差し障らないよう早目の対処ができます。

機械トラブルを未然に防ぐには、定期点検と記録保持の実施が必要です。点検記録は機器ごとに点検マニュアル表をつくり、点検日(項目)・掃除日・トラブル内容・機器の状態(音、温度)など、機器の耐久性や原因が確認できる内容にしてください。

【点検・整備編】バックナンバー

  1. 保守・点検の基本的な注意事項
  2. モーター・タイミングベルト・ローラーチェーン・減速機
  3. 空気圧機器
  4. 軸受
  5. ベルトコンベヤ
  6. スチールベルト
  7. 送風機類
  8. 電気部品