技術・サービス情報【工場の衛生・環境改善編 14】作業者の具体的管理

※掲載内容は2000年10月現在の情報です。現在とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

作業者の具体的管理

食品衛生事故は人の問題と管理体制に帰着してきます。安全な食品を生産する役割と責任は個人個人が分担しているのであり、この認識の徹底と意識付けが重要になります。また同時にその裏付けとなる作業者自身が衛生マニュアルを守り、知識水準の向上を計り、事故を起こさない企業体質を作ることが大切です。

改善処置方法

  1. 衛生管理上の役割(個人衛生・作業基準・品質管理)の認識を徹底し、自覚させることが大切
  2. 作業者に応じた衛生教育と配置による衛生作業訓練の実施(そのためのマニュアルが必要)
  3. 手の拭き取り細菌検査の実施
  4. 健康診断は年1回以上定期的に実施し、健康管理する
  5. 検便は健康診断とは別途に月1回以上実施するのが望ましい
  6. 衛生管理体制を作り責任者を決めてチェックし、その記録を残す
    (最高責任者 → 食品衛生責任者 → 各部門の責任者)
  7. 担当別または部門別衛生保持に関する問題解決の手順、作業性、再発防止対策、その他必要事項等について定期的検討会を実施
  8. 外部からの汚染物を持ち込まない配慮の教育(例えば家庭内でペット類を飼っている人等)

改善処置方法

  1. 切り傷、化膿等手指に傷があるときは包帯も含めて製品に直接手を触れるような作業は行わない
  2. 用便後の手洗い厳守、常時手洗い消毒の励行、汚したら洗う衛生保持の習慣を身に付ける
  3. 服装は清潔な作業衣、帽子・ネット、履物の着用。マスク、清浄手袋の着用で風采と習慣を身に付ける
  4. 不潔な長髪、長爪の禁止
  5. 作業服、靴の定期的洗濯と消毒を心掛ける
  6. 汚染作業区域から直接清潔作業区域間への移動は絶対に避ける
    ※清潔作業区域へは衛生管理上必要な身なりを整え、手洗い・防塵処理等の過程を経てから入室する
  7. 作業中は腕時計、指輪、マニキュア、厚化粧はしない
  8. 作業場内では所定の場所以外での着替え、喫煙、放痰、飲食はしない
  9. 作業場に入る前は粘着ローラーにて異物混入の原因となりそうなものは取り除く
  10. 手洗い後は紙タオルかドライヤーで水分を取り除く
  11. 作業中の履物のまま便所に出入りしない

【工場の衛生・環境改善】バックナンバー

  1. 環境改善の提案について
  2. 汚染作業区域 搬入場
  3. 汚染作業区域 原料倉庫
  4. 準清潔作業区域 計量室
  5. 清潔作業区域 生地調整・仕込み室
  6. 清潔作業区域 洗い場(洗浄室)
  7. 準清潔作業区域 焼成室
  8. 清潔作業区域 仕上工程(1) 作業場
  9. 清潔区域作業 仕上工程(2) クリーンルーム
  10. 清潔作業区域 仕上工程(3) クリーンルーム設備についての参考資料
  11. 清潔作業区域 包装室
  12. 準清潔作業区域 出荷場
  13. 汚染区域 更衣室・作業員出入口
  14. 作業者の具体的管理