【製造現場の基礎知識 5】電気:熱源としての電気、発熱のしくみ

※掲載内容は2002年5月現在の情報です。現在とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

電気・・・熱源としての電気、発熱のしくみ

電気は多種多様な応用技術により光や熱等に変換され、日常生活の中でも電灯の他アイロン・電熱器・電気毛布また暖房機器他、エネルギーとして幅広く活用されています。
ここではこの「熱源としての電気」について、その発生の原理・特徴をご紹介します。

熱源ニクロム線が発熱するしくみ

基本的な電気による発熱は、ニクロム線類の発熱線に電気を通すことで起こります。ニクロム線というのはニッケルやクロム等からなる合金で、電気抵抗が大きく電気が流れにくい性質を持っています。つまり電子が原子(ニクロム線の原子)から出て行かないということです。このように電気抵抗の大きいニクロム線に無理やり電気を流すと、ニクロム線の原子と流れた電子との衝突が増加し発熱が起こります。


細い電線に無理やり電気を流すと、電子の衝突が増加し発熱が起こります

熱源としての特徴

  1. 熱源の中でも電気は家庭から大工場という規模まで、安定供給ができます
  2. 配電された電気の使用には排ガスなどの排出もなく、クリーンで環境には優しい熱源です
  3. 調節が容易なので、低温から高温まで温度コントロールが正確に制御できます

※焼成に関しては、周辺の空気中の水分を熱で蒸発させるため乾燥しやすいという特徴があるので、用途に合わせ熱源を選定することが必要です。

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