第8回 包装室

※掲載内容は2007年9月現在の情報です

第8回 包装室

包装室は、できあがった製品が包装される前の裸の状態で室内にあり、最も清潔度を要求されます。

室内の構造、空調など

  • 室内への給気はプレフィルターと中性能フィルターを通した空気を入れている。
  • 包装室は最も清浄度の高い部屋としているので、ほかの部屋から空気が流入しないよう室内を陽圧に保ち、差圧計で陽圧度を確認している(通路、箱詰め室との間の壁、2ヵ所に設置)。

    差圧計で陽圧度を確認している
  • 室内には高性能フィルターを入れたエアコンを設置し、常に室内の空気を循環させることで空気の清浄度を維持している。

    高性能フィルターを入れたエアコン
  • 隣接する箱詰め室は汚染区域であり、包装室からの人の出入りを禁止している。物の受け渡しが必要な場合、両室間の壁に設置されたパスボックスを利用する。

    包装室と箱詰め室の間の壁に設置されたパスボックス
  • 照明器具は、極力ライン真上を避けて設置しているが、検品エリアは照度が必要なため、蛍光灯には飛散防止カバー(これは室内全て)と照明器具全体を被うカバーを付けライン上に設置している。


    検品エリアの照明

機械設備について

  • 異物が検出された製品は自動排出される。排出された製品を受ける箱にはカギを付け、他の製品と混ざらないようにしている。

    金属検知器によって排出された製品が入るカギ付きの箱
  • 金属検知器・X線検査装置、ウエイトチェッカーは、1時間に1回テストピース(金属検知用と、重量チェック用)を通して、機器が正常に作動しているかどうか確認している。
  • 脱酸素剤の投入機の下の床には黒いシートを敷き、万が一脱酸素剤の袋が切れて中身がこぼれた場合、白い粉が分かるようにしている。

    脱酸素剤の投入機の下の床には黒いシートを敷している

工夫しているところ

  • 作業安全のため室内全体が見渡せるよう、番重を重ねる高さを制限している。
  • 室内で使用する番重は中に入れるものや目的別に色や大きさが分けられている。その分類や掃除の方法を製造現場に表示している。
  • ダスターとバケツはグリーンとピンクに色分けし、グリーンは生地や製品が触れる場所や器具、ピンクはそれ以外の機械・フレーム・足回りなどに使用される。
  • 検品のエリアの照明は800~1000 lxと明るくして、作業者が集中力を保てるよう、30分交代でローテーションを組んでいる。
  • 包装室へは着衣用掃除機とローラーをかけ、手洗い・消毒後入室する。
  • 30分ごとに床掃除を行っている(作業担当者がローテーションで担当、掃除後は手洗い・消毒をする)

    30分ごとの床清掃

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