第7回 生地充填室・焼成室・蒸成室

※掲載内容は2007年7月現在の情報です

第7回 生地充填室・焼成室・蒸成室

生産設備を使用し、実際に製品が形づくられていく部屋です。
温度や湿度などの室内の環境を一定に保ち安定した品質の製品をつくることが重要です。 また設備の安全・衛生に対する配慮も求められます。

室内の構造、空調など

  • 排気ダクトはステンレス材で天井から垂直の形状にしている(塵がつきにくい)。
  • 排気ダクトの中で結露し、油分を含んだ水滴がライン上に落下しないよう、排気口下に受け皿を設置している。(図1)
    排気ダクト
  • 室内の給気と排気は、焼成に影響しないようインバーターで調整されている(熱を吸い上げ過ぎず、室内も陽圧に保つ)。
  • オーブン室の給気は蒸気コイルで調温された空気を入れている。
  • 部屋への給気は、プレフィルターと中性能フィルターを通し常に清浄な空気を使用している。
  • 室内を陽圧にするため充分な給気量が得られるように、差圧計を設置し室内の空気圧を毎日確認している。

機械設備について

  • 掃除をしやすいよう、床面から機械の高さを上げている。
    床面から機械の高さを上げている
  • 生地ホッパーと、生地投入作業用のステップの間から塵が落下しないよう、カバーをつけている。

    生地ホッパーとステップの間に取り付けられたカバー

  • 生地ホッパーのフタは、ネジを使用していない。また、フタの上に塵が落ちていたとしても、開けたときに隙間から直接ホッパー内に落ちない構造になっている。

    ステップに取り付けられたカバー
  • 蒸し機は内部の清掃やメンテナンスがしやすいよう、上部が開閉する構造。

    上部が開閉する構造の蒸し機
  • 計器類のカバーはガラスの使用を避け、ポリカーボネートを採用(室内の時計のカバーも同様)。

    カバーにポリカーボネートを採用した計器類
  • 機械・設備の点検はチェック表に基づき日々巡回して確認している他、チェーンやベアリング等への給油や、大掛かりなメンテナンスは年間スケジュールを決め実施している。

工夫しているところ

  • トラブル対策用にラインごとに色分けをしたランプを設置、呼び出しランプの色により、どのラインでのトラブルかがわかり、迅速に対応ができるようになっている。
    ラインごとに色分けされたランプ
  • 焼成室内に設置されたパソコンから、現在流れている各ラインの製品のトレ-サビリティーや、機械設備の状態などの情報がすぐに確認できるようにしている。

    焼成室内に設置されたパソコン
  • 室内で使用するバケツやダスター等は、使用目的(清潔度)によって色分けをしてコンタミを避けている。

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