第1回 食品工場における、全体的な建物の構造や食品安全のための設備について (1)

※掲載内容は2006年11月現在の情報です

第1回 食品工場における、全体的な建物の構造や食品安全のための設備について (1)

株式会社マスダック東京ばな奈ファクトリーの食品工場における、全体的な建物の構造や食品安全のための設備についてご紹介します。

外壁に窓をつくらない

  • 工場内は建物の密閉度を高め、害虫や塵の侵入を防止する。そのため工場には外部と通じる窓をつくっていない。
  • 密閉しにくい排煙窓はつくらず、機械排煙方式を採用した。
  • 厚生棟(食堂等)の窓は、非常時以外開閉できないようにしている。

ゾーニング(清潔・準清潔・汚染作業区域)と人・原料・製品の動線の管理

  • 製品への汚染防止のため、求められる清浄度を保つように各部屋を壁や扉で明確に区切っている。
  • 原材料、資材の動線は、製品の動線と隔離して相互汚染を防止している。清浄度の高い部屋を陽圧にして汚染区域から空気を流入させないようにしている。

ガラスの使用を最小限に、必要なガラス製品には飛散防止対策

  • ガラスは万が一食品に混入した場合、人体に対する危険度が高いため本来は工場内には無いことが望ましい。
  • 工場内には見学窓があるため飛散防止フィルムを貼付けた。全ての蛍光灯に飛散防止対策を施した。設備のゲージ類等の表面は、飛散防止対策としてプラスチック製(ポリカーボネート)を採用。

    工場内すべての蛍光灯に、蛍光灯飛散防止システム 「バンガード」を装着
    ※バンガードは株式会社中川ケミカル様の登録商標です

壁、床は清掃しやすい材質、構造

  • 虫の繁殖の温床となる粉や製品屑が入り込んでたまりやすい隙間や穴がない構造にする。コンセント類などの設置物により壁や床へやむを得ずできる隙間や穴はコーキングしている。

    見学用窓のガラスは飛散防止フィルムを貼っている
  • 壁材や床材は掃除がしやすく汚れが蓄積しにくい素材とし、床と壁が取り合う箇所は角ができないよう50R加工にしている。

    壁と床の取り合う箇所は掃除がしやすいよう、50Rの丸みをつくっている
  • 工場内の見学通路の窓の桟は、ホコリが溜まりにくいよう斜めにカットしている。
  • ウエットゾーンの床は水が溜まらないよう、排水口へ向かって傾斜が付けてある。

    桟はホコリが溜まりにくいよう45度の傾斜

天井、天井裏の構造

  • 天井は汚れやホコリがつきにくいよう、凹凸をなくした平滑な素材になっている。
  • 天井裏は、配管やダクトの点検、掃除、メンテナンスしやすいよう人が立てる高さが確保されている。天井裏内も作業が安全に行えるよう、照明で明るさが保たれている。

汚れがつきにくく、安全を考慮した照明の設置

  • 室内の照明は作業性、作業安全のため、明るめに設定している(特に検品を行う部屋)。
  • 照明器具はホコリ・粉溜まりや破損を防ぐため、カバー付きを採用している。万が一の破損を考慮し、全ての蛍光灯に飛散防止対策を施した。設置位置は製品が通るライン真上を避けている。

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