マスダック食品工場紹介

食品工場 竣工までの経緯
~計画から施工までのスケジュールと食品工場建設に対する考え方~

建設決定の経緯

旧食品工場はHACCPやGMP(適正製造規範)の概念が、今日のように菓子・パン工場に浸透する前に建築されたものでした。また、旧工場における生産能力が限界に達したことにより、増築を検討した結果、現状のままでの増築は不可能であること、そして何よりも、安全・安心を実現するには限界がありました。こうして、新しい工場予定地が浮上したことにより、新工場計画がスタートしたのです。

プロジェクトスタートについて

今抱えている課題・問題は何なのか、それを解決するにはどうしたらよいか、将来ビジョンを明確にして取り組む必要があります。(下記は当社の事例です)

課題

  1. 工場の生産能力が限界に達し、これ以上の増産ができなくなっている。
  2. ライン増設したいが、敷地が狭く建物の増築ができない。
  3. 工場が住宅街の一角にあり、24時間生産体制が続くと、近隣の住民に迷惑をかける。
  4. AIBフードセーフティ監査の認証を受けているが、より質の高い生産体制を構築するには既存工場では限界がある。

新工場のビジョン

  1. 食品の安心安全を満たす工場であること。(AIBフードセーフティ監査の準拠と、トレーサビリティシステム導入)
  2. 既存工場、本社工場を全体的に再整備すること。(本社工場、食品工場を一体化した人・物の管理を徹底し、安全・安心を構築)
  3. 近隣住民との共生を図ること。(近隣住宅への日照の確保・騒音防止など)

建設地決定

当社の場合、工業団地をはじめいくつかの候補地の立地やスペースなどを調査した中で、運良く本社工場隣接の土地を取得することができました。

これにより、分散していた食品工場と本社工場(機械工場)との統合を図ることができ、管理面でも効率的な工場運営が可能になりました。

建設会社決定

当社は、食の安全・安心を満たす工場運営のため、AIBフードセーフティ部の監査を受け、エクセレントの評価をいただいています。

今回の新工場建設については、ゼネコン各社にヒアリングを行いました。その中で、建設会社の中でも先駆的に食品工場エンジニアリングに取り組んでいる大成建設様がAIBフードセーフティを勉強されているということを聞き、プレゼンテーションをお願いしました。

食品工場エンジニアリングはもとより、工場再構築についての積極的な取り組みをご説明いただき、設計施工をお願いすることと致しました。

ポイント

当初は食品新工場のみ先行して建設し、その後順次、本社工場の既設建造物の改修・改築を行う計画でした。しかしながら、本社工場と一体化した運用をしなければ、安全・安心を訴求した工場にならないことから、工場全体の再構築を視野に入れ、食品新工場建設と同時に、新トラックヤードの建設、新エントランスの建設、福利厚生棟の改築などを一括して行うことにしました。

工場を稼動させながら複数の工事を円滑に進めるため、定例会議を毎週実施し、その場で即結論を導き実行して行きました。

トピック的には、事前協議や近隣説明会、確認申請などの法的手続きと、工期が短工期の場合の最大のネックである「鉄骨ロール発注」までをスムーズに進められたことでした。

法的手続きについては、大成建設様の指導のもと事前準備を綿密に行い、手続きが滞ることなく実行できました。また鉄骨発注については、設計事務所を絡めず大成建設様に設計からお願いしたことにより、短期間で設計が進み、発注することができました。(この後、中国の好景気により、鉄骨の高騰、納期遅延が生じ、このタイミングを逃していたら、竣工が大幅に遅れていた可能性がありました)

バックナンバー

※ご紹介している内容は、掲載時点のものです。

※現在とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

ページの先頭へ戻る
株式会社マスダック